【擬人カレシ】ミケの日常(小説)

巴衛、ハッピーバースディ

 ←サンタ服 →レンお誕生日おめでとう!
今日も突発、巴衛ハッピーバースディ小説。
ん~もうあれから1年か~。
巴衛が来たのがつい最近な気がします!
当初、ツンデレっ子にするつもりが泣き虫っ子になってしまって。
なーんか可愛くってツボッたのよ。
そんな巴衛主役な話。
ミケん時みたいに一人ぼっちにしたら巴衛は泣いちゃいそうだからほっこりほのぼのと。


・・・・・・・・・・・・

「今月は大変だな。どうしたものか・・・」
「ゆうまは朝からため息か?」
「うん、ケーキだらけだなって。みんな大丈夫かなって思ってさ」
そう言うとゆうまはミケにやっぱりみんなの子、人間の体になってはじめての誕生日はケーキにロウソクつけてみんなでお祝いしてやりたい。と話した。
「いいんじゃないか?あれは嬉しかった」
ミケは自分の誕生日のことを思い出しながら微笑んだ。
が、ゆうまは何か考え中らしくため息を相変わらずついていた。
「だろ?だけど今月、12月って言ったらクリスマスが間にあるんだぞ?お前、甘いの連続平気か?」
「は?巴衛の誕生日はいつだ?」
「10日。その後に24日にクリスマスイブ。その後、27日にレンの誕生日。なかなかハードだろ?」
そうゆうまから出てくると甘いモノが苦手なミケはゲッ!と、驚いたがゆうまの気を察してあえて何も言わなかった。
どころか優しく声をかけた。
「でも生徒が嬉しそうにする顔はみたい!だろ?俺のことはいい。せっかくの大切な日だ。お祝いしよう」
「ミケ、ありがとう。まとめてお祝いも考えたけどさ。『ミケだけエコヒイキ!?』て、なるだろ?どうしようかって悩んだんだよな」
嬉しそうにゆうまは笑った。
「あ。俺ができることとかあるか?どうしたらいいのかよくわからない」
ミケはお祝いされたことはこの前、初めて自分の誕生日で経験したが人を祝ってあげるのは初めてで戸惑っていた。
「そっかミケは初めてお誕生日のお祝いしてあげるんだもんな。じゃあいっしょに考えよう。あとレンももうすぐ起きてくるだろうし、3人で考えよう。ふふふ、きっと巴衛喜ぶぞ~」
「巴衛、どんな顔をするか?楽しみだ。で、その巴衛は?」
「寝てる。あいつは昼から今日は仕事だからもう少し起きるのが遅い」
「そっか。だから今日は少し早く起きろって言ってったんだな」
「そうです!に、してもレンは寝坊か?」
「来ないな。起こしに行かないと無理か?」
2人はきょろきょろとした。
「・・・・完全に寝坊だな。起こしついでにレンの部屋で話し合うか」
来そうにないのでミケとゆうまはレンの部屋に押し掛けることにした。


その日、僕が寝てる早朝からミケ兄とゆうまさんがそんな話をしていたなんて知らずに僕はその時、まだ夢の中にいた。
僕が起きてリビングに行くとレンと何故かミケ兄が勉強中だった。
「ねね、ゆうまちゃん縫えたよ!こっちも?」
「おお!レン、綺麗に縫えたな。そっちも縫って」
ミケ兄とレンは何の勉強?と、いうかレンはともかくミケ兄って勉強終了してなかったっけ?
そんな僕に気がつかず3人とも一生懸命。
「おはよう。今日は僕以外みんな勉強?」
「あー!巴衛ちゃん起きた?おはよう」
「巴衛おはよう!」
僕が声をかけるとみんなやっと気がついて大きなフワフワな毛の様な布を持ちながら優しく声をかけてくれた。
「起きたか?ゆうま、丁度よかったんじゃないのか?」
ミケ兄がそう言うとなんか僕、タイミング良く入ってきたみたいでゆうまさんが嬉しそうにメジャーを持って僕のそばに来ると手の長さとか背の長さとかセンチを計られた。
「え?な、何を作ってるの?何の授業してるの??」
僕にはすっごく疑問。
けど、ゆうまさんてば何も教えてくれない。
嬉しそうに「家庭科。できたらみーんな巴衛にプレゼントな♪」と言うと笑ってるだけ。
「そうそう、巴衛ちゃんにプレゼント♪何ができるのかな?」
レンもなーんか嬉しそう。
「できるまで秘密だ。悪いようにはしない。巴衛は楽しみにしてろよ」
そういうとミケ兄は僕の頭を優しくなぜてくれた。
もう、そんなミケ兄が大好き。
僕の本当のお兄ちゃんみたいな気がしちゃう。ううん、ぼくにとって優しいお兄ちゃんだよ!
そうやってミケ兄に言われると気になっていてもじっとちゃんと我慢して待っていようって気になっちゃう。
「ねね、ゆうまちゃんオレもこれがほしい!オレん時もこれにして~」
「は?まあそういうリクエストならそうするけど?」
ん?レンもほしくなっちゃうものなの?一体何を作ってるの??
ところで何で作ったものは僕にくれるのかな??
貰えるのは嬉しいけど気になるって言ったら気になるよ。
「お。巴衛の朝ごはん机の上な。残さず食べること!」
思い出したようにぼくの為に用意してくれたのを教えてくれたのはゆうまさん。
人間になる為に人間のことをいろいろ教えてくれる先生。
そんなゆうまさんはぼくがまだケモノで赤ちゃんだったころ、どうしてか教えてくれないけどなんかの理由で親と別々にいて泣いてた僕を拾って育ててくれた人。
本人に言ったらすっごく怒られちゃうけどお母さん?でもゆうまさんはオスだからお父さんみたいなものかな?
ぼくはすっごく尊敬してる。
さて、今日の朝ごはんは何かな?
ベーコンエッグにサラダにヨーグルト、トーストは自分で焼けってことみたい。
・・・いつもと同じなんだけどね。
これがおいしいんだけどね。
に、しても気になるのは3人で何を作ってるんだろ?
モコモコの薄い黄色ぽい布を3人で一生懸命に縫ってるけど。
眺めながら自分で焼いたトーストを食べてたら流石に僕の視線に気がついたみたいで3人とも僕の方を見る。
「・・・気になるか?パンおいしいか?」
笑いながら話しかけたのはゆうまさん。
「巴衛、お前キツネだったよな?」
今更、ゆうまさんてば何を言い出すんだろ?僕はキツネに決まってるでしょ!と思いながらうなずくとなーんか急にゆうまさんてばニコニコしながらこういった。
「巴衛ってリスみたい!」
「え!?リス?」
「だってじっとこっち見ながら両手でパン持って食べてるとリスっぽい」
どういうこと!?小動物みたいでおかしいのかな?
「・・・ふええええ僕、リスじゃない。良く噛んで食べるのは良いことでしょ!」
もうもうゆうまさんてば急に何を言い出すかと思ったらひどい!
なんか悲しくなちゃった。
「ああ!そうじゃないって。食べ方がかわいいなって思って。もう悪かったって!そんなくらいで男の子は泣かないの!」
わたわたと戸惑いながらゆうまさんが僕のところに来た。
そして、優しく頭を撫ぜる。
「あーあ、ゆうまちゃんが巴衛ちゃん泣かしちゃった~!」
「ゆうま、しっかり食べてるヤツにそれはないと思うぞ」
ミケ兄とレンはため息をついてゆうまさんに呆れてる。
「ああ!巴衛が可愛すぎるから!」
戸惑ってるゆうまさんの方が今度はなんだか僕はかわいいって思えた。
でもごめんなさい!僕が泣き虫で。逆に困らせてる。
でも優しいみんな大好き。
そんなこんなで何をやってるのか謎だけど一週間くらいこんな感じで3人とも家庭科の授業?で僕だけお仕事な日が続いた。

そして、気がつけば12月10日。

僕がその日の夕方、仕事から帰ってきてリビングに行くと丁度、あの毛の布は形になったみたい。
3人でわいわいやってるところだった。
「お!帰ってきた」
真っ先にミケ兄が僕に気がついた。
僕はあわててみんなにただいまって挨拶をした。
「丁度、みんな完成したんだよ~間に合ってよかったよ。ね、ゆうまちゃん!」
レンはゆうまさんにウィンクしている。
何?どういうこと?今日じゃないとダメだったの??
「ちょーと巴衛が帰ってくるまでにラッピングは間に合わなかったのが残念だったけどいいかな?」
丸い大きな塊をゆうまさんが僕の手に渡した。
「な、なに?」
僕はすっごくとまどった。
「順番がヘンテコになったけど今日、巴衛の誕生日!」
「え?」
「それ、俺たちから誕生日プレゼント。パステル系の優しい色にしてみました。広げて見ていいぞ♪」
うれしそうにゆうまさんは言う。
「そそ、実は巴衛ちゃんにプレゼントを作ってたので~す!」
「何かはみて見ればわかるぞ」
レンもミケ兄もなんだか嬉しそう。
僕は言われるままにリビングのソファに座りそれを広げた。
「えっと?ペラペラな大きなモコモコの・・・何?とキツネの枕とペラペラなキツネのぬいぐるみ?」
そう僕が言うと3人はぷっと笑い出した。
何?僕、いけないこといったかな?
「ぬいぐるみじゃなくってそれ、俺が作ったキツネの形した湯たんぽ入れ!」
そう言ったのはミケ兄。
それではっとなった。
たしかミケ兄に夜に寒くって湯たんぽが離せなくってという話をしたことあったっけ?
「えー!?湯たんぽ入れ?あ、本当だ。湯たんぽを入れる穴がある」
想像しただけで暖かそう。
「んーさすがにオレが作った枕はわかってくれた♪巴衛ちゃん、それを枕にして寝ると朝までぐっすり!夢見バッチリ間違いなし!問題はゆうまちゃんが作ったのだよね~」
そういったのはレン。
そっか、このかわいいキツネの枕はレンが作ってくれたんだ。
うーん恥ずかしいけど僕が朝、よく怖い夢を見たってゆうまさんに泣きついてたの気づかれちゃってたんだ。
「で、だ。俺が作ったやつは・・・着たところを見たい人!」
ゆうまさん、急に何!?
しかも無言でレンもミケ兄まで手を上げてるし!
「ん~みたいよね?巴衛、ここでエロっちくに生着替えするか?」
「え!これってエロい物なの!?」
僕はびっくり。
が、すぐにゆうまさんの冗談だってわかった。
「違うよ~!そんなんじゃない。きっと暖かくって気に入ると思う。ミケもレンも見たいって言ってるからちょっと着替えてきて♪」
つまり部屋で着替えろってことだよね?
言われるままに部屋に行って服を脱ぐ。
そして、毛の固まりを持ち上げるんだけど何なのかこの物体が僕にはわからない。
「どうしてこれを着てっていうんだろ?」
どこから着るのか謎で下着姿のまま、寒いのに僕は考え込んでしまった。
どこにどうやって?
なんとか体が入りそうな大きな穴を発見!
が、そのまま足を入れてもオシリは入らないし。
やっぱり謎でどうしたら?なんて考えたの。
このまま着れませんでしたって言ったらゆうまさん流石に悲しくなっちゃうよね?
ふえええええ。どうしよう・・・なんて困ってたら硬い小さな丸い物が手に触れた。
そこではっとなった。よくみると前にボタンがあることにぼくってばやっと気がついたの。
ぷちんぷちんって外すタイプのスナップボタンが毛に混じってわかりにくかったけれどあったの。
何だかわからなかったけどやっとわかった。
こうして僕は寒いのを抜け出せた。
着るとポカポカととても暖かかった。
さっきまでの寒さがうそみたいに温かくってしあわせ。
「え?これって・・・・これって・・・・!?」
鏡の前に立ってよく見ると薄い黄色の着ぐるみパジャマだった。
しかもパーカー付きでフードは大きな耳とかわいらしい丸い眼がついてる。
これ、キツネ!?
後ろを見ると尻尾。これもキツネの尻尾。
かわいくってお披露目するのはちょっと恥ずかしいかな。
モジモジしてたら僕が遅いのを心配してゆうまさんが部屋のドアをノックしてドア越しで話しかけてた。
「大丈夫?着れた?」て。
僕はあわてて大丈夫と答えた。
そして、慌ててドアを開けるとそのままゆうまさんてばドアの開く側で待ってたみたいでドアでゴツンと。
そのままぺたりと床に座り込んじゃった。
「ひゃ、ひゃああああああ!ゆうまさん、ご、ごめんなさい、ごめんなさい!!」
どうしようどうしよう!ゆうまさん、すっごく痛かったよね。
現に痛そうに座り込んで・・・と思ったらそうでもなさそうで「びっくりしただけだ」って。
「ゆうまさん、どうかな?」
ぼくははずかしくって多分、ゆうまさんから見てもわかるくらいに顔が赤かったと思うよ。
だけど、恥ずかしそうにしてるぼくを見ながら嬉しそうにしてた。
「よかった。どうかなって心配だったけど巴衛、よく似合ってる。それ、俺のお手製キツネつなぎパジャマ。布団を寝てるときにけとばしても体を冷やさない優れもの。どう?」
そう言ってぼくの頭をなぜる。
もう!いつまでもケモノ扱い!ぼくはキツネじゃないのに。
ゆうまさんが何かある度に優しく頭をなぜてくれるのはぼくがケモノで研究所に保護された時からのゆうまさんの癖かな。
でもありがとう。たいせつにするよ。

「あー!着れた?巴衛ちゃん似合ってる。ねね、ゆうまちゃんオレんときも同じの作ってー!」
リビングからドアを真っ先に覗かせうらやましそうに言ったのはレン。
「は?じゃあレンはオオカミバージョンな」
レンもそういえばぼくとたんじょうびが近かったけ?
同じ感じの作ってって。うん、今だったらわかる。
きっとよく寝れそうだもん。しかも先生のお手製。
これはどの生徒でも憧れるよ。
「お。着れたのか?」
ミケ兄までのぞいてる。気になってたみたい。
「ゆうま、ケーキ準備OKだぞ!」
「了解!ささ、とりあえずケーキでお祝い。ご飯は巴衛の好きな所に連れて行ってやるから♪」
そう言いながらゆうまさんはぼくの肩を押しながらリビングへ。

みんなありがとう・・・
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